Beck/ベック社 シロフォン付玉の塔
一歳の娘の誕生日プレゼントに購入しました。
玉が小さいため誤飲の心配をしましたが、玉の転がり音、シロフォンの響きが楽しいのか、玉を口に入れるよりも、投入口に一所懸命運び入れています。遊ぶ際についていてあげる必要はありますが、楽しそうに玉を入れている姿を見ると、とても良いおもちゃに巡り会えたと思っています。おすすめです。
玉が小さいため誤飲の心配をしましたが、玉の転がり音、シロフォンの響きが楽しいのか、玉を口に入れるよりも、投入口に一所懸命運び入れています。遊ぶ際についていてあげる必要はありますが、楽しそうに玉を入れている姿を見ると、とても良いおもちゃに巡り会えたと思っています。おすすめです。
ブルーライトカット保護フィルム ZTE Blade Vec 4G
ZTE Blade Vec 4G を購入してすぐにフィルムを貼ったので、ブルーライトをどれ位カットしているかの比較はしてませんが、10〜20分程度画面を見ていても、目に刺さるような痛みを感じないので、不満はありません。
ただ、手持ちのスタイラスペン(ペン先はゴムかシリコン素材?)使用時に、画面の滑りには少し”引っかかり”を感じます。その辺が星5つ評価にしなかった理由です。
あと、フィルムの貼り易さは良好。貼り方のアドバイスが添付されていますし、部分的に空気が入っても簡単に抜けました。注意するのは、本体フィルム両面に貼ってあるフィルムの”表面側”が、はがしにくいコトだけです。ホントに表面フィルムなんてある???と、思うホドに本体と一体化してました。(アドバイスにも注記あり)
また、当然ですが、画面上のセンサーや受話口の4箇所はきちんと空いてます。「goo SIMSELLER」でZTE Blade Vec 4Gを購入した場合に付属している液晶保護フィルムには、受話口の部分しか空いていなくて、照度/近接センサーが誤動作するケースがあるとのコトですが、コレは大丈夫です。
ただ、手持ちのスタイラスペン(ペン先はゴムかシリコン素材?)使用時に、画面の滑りには少し”引っかかり”を感じます。その辺が星5つ評価にしなかった理由です。
あと、フィルムの貼り易さは良好。貼り方のアドバイスが添付されていますし、部分的に空気が入っても簡単に抜けました。注意するのは、本体フィルム両面に貼ってあるフィルムの”表面側”が、はがしにくいコトだけです。ホントに表面フィルムなんてある???と、思うホドに本体と一体化してました。(アドバイスにも注記あり)
また、当然ですが、画面上のセンサーや受話口の4箇所はきちんと空いてます。「goo SIMSELLER」でZTE Blade Vec 4Gを購入した場合に付属している液晶保護フィルムには、受話口の部分しか空いていなくて、照度/近接センサーが誤動作するケースがあるとのコトですが、コレは大丈夫です。
さらさら反射低減保護フィルム 『Perfect Shield ZTE Blade Vec 4G』
下記の商品説明をみて購入しました。
「画面の反射を抑え、指のすべりもなめらかな指紋や皮脂汚れがつきにくい」
看板に偽り無しで、かなり良いです。
「画面の反射を抑え、指のすべりもなめらかな指紋や皮脂汚れがつきにくい」
看板に偽り無しで、かなり良いです。
世界リスク社会論 テロ、戦争、自然破壊 (ちくま学芸文庫)
本書は、2001年11月のモスクワにおける国会講演「言葉が失われるとき」と、1996年5月のウィーン旧市役所における講演「世界リスク社会、世界公共性、グローバルなサブ政治」から成る。
「言葉が失われるとき――テロと戦争について」では、「世界リスク社会」の概念を説明し、そこから、1)テロと戦争、2)経済のグローバル化と新自由主義、3)国家と主権、といった概念を批判的に検討することを目的にしている。
まずベックは、「危険」と「リスク」を区別し、「リスク」とは危険を確率などで数量化、可視化、普遍化することによって制御可能、予見可能にした近代の概念であるとする。そしてグローバル化する危険(環境破壊、テロなど)が、従来のリスク概念を超えて把握できなくなり、政治的に「爆発」してしまう可能性がある現代を「世界リスク社会」と規定する。
次に、世界リスク社会における危険を、1)生態系の危機、2)世界的な金融危機、3)国際的なテロの危機、という3つの次元に区別し、そこから世界リスク社会特有の政治的チャンスと矛盾の共通モデルを提示する。それによれば、世界リスク社会の自己再帰性により、危機のグローバル性は内政と外政の区別を流動化させ、グローバルな連帯を産み出すという。
以上を踏まえて、世界リスク社会における上述の諸概念の変化について検討する。国家のみが国家に対して戦争するのではなく、諸個人が国家に対して戦争するという戦争の「個人化」。新自由主義の失墜による政治の優位。国民国家間のグローバルな同盟による国家の自己決定権の縮減と国家主権の増大、などが指摘される。最後に、「監視国家」ではなく、「世界へと開かれた国家」への展望で締めくくられる。
「世界リスク社会、世界公共性、グローバルなサブ政治」では、「環境問題」を、従来の社会と自然という二元論を超える視点として、世界リスク社会の観点から考察することを目的としている。
ここでは、世界リスク社会論について、「言葉が失われるとき」よりも詳細に述べられている。国際的な条約や制度の設立といった「上からの」グローバル化と、既存の政治的組織や利益組織を疑問視する新しい行為主体(グリーン・ピースといったNGOなど)といった「下からの」グローバル化を区別し、下からのグローバル化による直接的な政治が「サブ政治」として重要視される。
そして、サブ政治のケーススタディとして、グリーンピースの活動を取り上げ、結論として、1)環境問題というグローバルな危険はグローバルな共通性を作り出し、世界公共性の可能性が生まれる。2)そのような危険のグローバル性は、協調的な国際機関の創設に向かわせる。3)それは従来の政治的なものを解体し、グローバルで直接的なサブ政治により、カント的な「世界市民社会」の可能性が生まれる、といった点が指摘される。
解釈論的枠組みに関する議論はやや難解であるが、訳者解説を参考にすれば、大まかな理解を得ることができる。また訳者解説には、本書所収の講演のニュアンスの違いや、ベックに対する批判についても少しであるが触れられている。
本書は、前半は9・11以降のテロリズム、後半は環境問題が議論の中心であり、金融問題や経済のグローバル化についてはあまり触れられていない。だからといって、リーマンショック以降の金融危機について得るところが全くないわけではない。なぜならば、リスク概念はまさに金融において中心的な問題だからである。コンパクトではあるが、内容が詰まっており、ベックの入門書としても読むことが可能だろう。
「言葉が失われるとき――テロと戦争について」では、「世界リスク社会」の概念を説明し、そこから、1)テロと戦争、2)経済のグローバル化と新自由主義、3)国家と主権、といった概念を批判的に検討することを目的にしている。
まずベックは、「危険」と「リスク」を区別し、「リスク」とは危険を確率などで数量化、可視化、普遍化することによって制御可能、予見可能にした近代の概念であるとする。そしてグローバル化する危険(環境破壊、テロなど)が、従来のリスク概念を超えて把握できなくなり、政治的に「爆発」してしまう可能性がある現代を「世界リスク社会」と規定する。
次に、世界リスク社会における危険を、1)生態系の危機、2)世界的な金融危機、3)国際的なテロの危機、という3つの次元に区別し、そこから世界リスク社会特有の政治的チャンスと矛盾の共通モデルを提示する。それによれば、世界リスク社会の自己再帰性により、危機のグローバル性は内政と外政の区別を流動化させ、グローバルな連帯を産み出すという。
以上を踏まえて、世界リスク社会における上述の諸概念の変化について検討する。国家のみが国家に対して戦争するのではなく、諸個人が国家に対して戦争するという戦争の「個人化」。新自由主義の失墜による政治の優位。国民国家間のグローバルな同盟による国家の自己決定権の縮減と国家主権の増大、などが指摘される。最後に、「監視国家」ではなく、「世界へと開かれた国家」への展望で締めくくられる。
「世界リスク社会、世界公共性、グローバルなサブ政治」では、「環境問題」を、従来の社会と自然という二元論を超える視点として、世界リスク社会の観点から考察することを目的としている。
ここでは、世界リスク社会論について、「言葉が失われるとき」よりも詳細に述べられている。国際的な条約や制度の設立といった「上からの」グローバル化と、既存の政治的組織や利益組織を疑問視する新しい行為主体(グリーン・ピースといったNGOなど)といった「下からの」グローバル化を区別し、下からのグローバル化による直接的な政治が「サブ政治」として重要視される。
そして、サブ政治のケーススタディとして、グリーンピースの活動を取り上げ、結論として、1)環境問題というグローバルな危険はグローバルな共通性を作り出し、世界公共性の可能性が生まれる。2)そのような危険のグローバル性は、協調的な国際機関の創設に向かわせる。3)それは従来の政治的なものを解体し、グローバルで直接的なサブ政治により、カント的な「世界市民社会」の可能性が生まれる、といった点が指摘される。
解釈論的枠組みに関する議論はやや難解であるが、訳者解説を参考にすれば、大まかな理解を得ることができる。また訳者解説には、本書所収の講演のニュアンスの違いや、ベックに対する批判についても少しであるが触れられている。
本書は、前半は9・11以降のテロリズム、後半は環境問題が議論の中心であり、金融問題や経済のグローバル化についてはあまり触れられていない。だからといって、リーマンショック以降の金融危機について得るところが全くないわけではない。なぜならば、リスク概念はまさに金融において中心的な問題だからである。コンパクトではあるが、内容が詰まっており、ベックの入門書としても読むことが可能だろう。