APCを聞き始める人には入門編に最適かもしれない。
でも、以前からファンだった人からすれば、このベスト盤はあまり価値がないかも。
なんせアルバム自体がまだ３枚しかないのだから。
それにAPCはアルバムがそれぞれ独自のカラーをもってるから、
ただシングル曲ばかりを並べて聴いてみても、個人的にはなんだか味気ない。

正直なんでこのタイミングでベスト盤を出したのかわからない。
唯一の新曲として収録されているのは「By And Down」。どこまでも暗く底抜けに美しい曲で、
正直ベスト盤を出すよりは、是非この路線でアルバムをもう１枚作ってほしかった。

Deluxe Editionには、ライブ版が数曲収録されてますが、
もしライブ版が目当てなら、11／26発売の「Stone And Echo」の方がお勧め。
DVD付きの限定BOX版はかなり高額ですが、ライブアルバムのみならiTunesでもダウンロード購入可能です。
（11/26追記：Amazonの方でもダウンロード販売されてるようです。）

それにしも馬鹿高い限定BOXを発売したりベスト盤をだしたり、一体どうしたというのか。

……まさか、解散したりしないよね？

ア・パーフェクト・サークルの第３弾はなんと510以外の全曲がカヴァー。
しかしカヴァーに聞こえないところが彼ららしく、その音は
どこか神がかり的にすら感じる。
ジョンレノンのカヴァーであるイマジンは深い闇の中から
語りかけてくるようで恐くもあり、それ以上に訴えてくるものを感じた。
今もなお終わらないイラク戦争に彼らがなにを訴えているのか耳を
傾けて欲しいアルバムだ。

ご存知の通りTOOLのヴォーカルがやっているバンド。
TOOLほど暗黒、かなしいという気持ちにはならなく。若干明るくダークな中にも美しさが漂う。
やはりベースのエフェクトとかはおもいっきりTOOLてかんじ。
TOOLと同じで駄目な人のは全く駄目だと思う。
しかし、個人的にはやられた。
1、11曲目は必聴！