お洒落な女性雑誌のような大きさと写真などの量のバランスも素晴らしい。
　オーソドックスにインタビュー形式のような感じで纏められてあり、生まれた時から現在（ＢＥＳＴアルバム発売時）までを綴っている。
　他の人が書くものはどうしても「美化」されし過ぎてしまい、あまり好きではないが、この作品は「彼女の言葉」が非常に潔く瑞々しくもあり、そして納得もする。
　彼女の素晴らしい楽曲が出来る理由がほんの少しでもわかるような気がする。
　小細工なしの飾らないストレートな表現などは本当に解りやすく物語っていると感じる。

他の方も書かれていますが、２曲カットされてるのが残念です。
カットされた２曲はCDに収録。

CDと映像、それぞれ別の日の音源をノーカットで収録してくれれば、両方売れると思うのですが。。。

　よくぞ企画してくれたって感じです。映像自体は昔のライブ映像ですが、安部氏の若々しい姿と楽しそうに演奏する姿が見ているこちらまで嬉しくなります。１曲ずつ本人が詳しく、当時の状況を交えて説明しているのも◎！安部さんファンもAORフリークも、迷いなく買い！です。

映画「チンピラ」(1984)の続編的作品「ハワイアンドリーム」(1987)。

「チンピラ」は主人公の柴田恭平とジョニー大倉がヤクザに終われて最後船で日本を出るとこで終わった。そして二人はハワイに流れ着き観光客相手にインチキマリファナを売りさばいて面白おかしく暮らしている設定。
柴田恭平から時任三郎に変わっている。
当時（１５歳くらい）時任が好きだったのでこの映画見たの覚えている。ハワイって楽しそうだなーと思った、あと高３の時バイトしてた個人レストランの店長が昔ハワイで暮らしてた話聞いて「ハワイアンドリーム」やん！と感動したりも。
先日見た自伝映画「三文役者」の殿山泰司も出ててしぶいじじいを好演、「人生やったことで後悔してることはない、やらなかったことに後悔してる、イェー！」といいセリフ。
映画の３分の２くらいに音楽が流れててかっこいい。

結局楽園なんかはなく最後に二人はハワイからも追われて去っていく。ハッピーエンド風に終わってるけど二人がこの先どこへいくのか哀しくもある。

久々見返してしみじみする。いい映画だと思うのにＤＶＤになってないのが不思議。

ちょうど会場内に無人のカメラが入っていたときに行きました。
しかし、映像化されるという情報が一切なかったものですから、
ＮＨＫあたりで放送用に？はたまた資料用に？撮影するもんだとばかり
思っていましたが、１年以上も経ってからリリースとは…驚きました。
前から数列目の一番端の席だったんで、コーラスさんたちと一部のミュージシャンが
見えなくて首が痛かったんですが、この映像化で存分に当日を思い出しながら
見たいと思います。

セットリストを見てもわかるとおり、確かにベスト的な選曲ではありますが、
これは単なるベストではないと思っております。

「今の気持ちで唄います」と唄われた「世情」はもとより、
このコンサートで唄われた全てが、今の日本に限らず世界中への
みゆきさんの「今の気持ち」なんだと思っております。

これは、本当に是非是非見ていただきたい、そして冗談抜きで
いろいろなことを感じ取っていただきたいと思っております。

そして、日本中の、世界中の問題を……
というわけでアルバムのタイトルは「問題集」とは……
みゆきさんにはいつもやられます。

ＮＨＫの連ドラの主題歌「麦の唄」もドラマとともに楽しみです。