この作品は、今季(2006・夏)でかなり面白い部類に入ると思う。

内容は、キャラクターが格闘したりする、ドタバタギャグ(コメディー?)ストーリー。ギャグのノリもアクションシーンの演出もいいし、作画も中々安定している。

私は原作のマンガ一巻しか読んでなくて、一巻分しか比べられなくて恐縮だが、一回に二話15分構成で、エピソードの消化も悪くない。もちろん、全く同じではなく、カットされてたり、アニメ化していない話もある。人によってはお気に入りの話が飛ばされて腹を立てるかもしれないが、テレビサイズに入れ込むこととクール数を考えれば仕方ないと思う。まして、十数巻も出ている人気作ならなおのこと。

さて、アニメ版でもっとも大きかったのは、キャラクターがかわいくなっていることだ。原作のマンガは「萌え」って言われているみたいだけど、個人的に絵は余り……。むしろ、「萌え」って聞いたとき驚いた。なので、原作ファンがどう思っているか分からないが、アニメ版のキャラデはかなり気に入った。特に、めぐみが不思議と妙に気に入った。ビジュアルだけじゃないけど。ただ、ヘルズバニーのコスプレは、かわいいけどちょっと……。本物のヘルズバニーとスタイルの差が明瞭に分かってしまって、少し悲しかった。いや、悪くはないのだろうけど……。

とにかく、位置的には少々地味というか、注目度は薄いかもしれないが、お勧めできる面白い作品だと思う。

　この作家の作品には常に「特撮もの」が好きなキャラが出ていたが、
今回それが出ていないのはどういうことか？物足りないじゃないか。