フェニックス・ライジング [DVD]
リッチーの後任として加入したギタリストのトミー・ボーリンが
左手を寝違え麻痺が残ってしまったために(実は、東南アジアで質の悪いヘロインを注射したため?)
ジョンロードにフォローされまくりの天才らしからぬ演奏に終始するという
不本意な内容になってしまったある意味伝説の日本公演を収めています。
「Phoenix Rising」本編
1. Burn
2. Love Child
3. Smoke On The Water
4. You Keep On Moving
5. Highway Star
ちなみに、VHSビデオで発売された収録曲順は、
1. Smoke On The Water
2. You Keep On Moving
3. Burn
4. Love Child
5. Highway Star
…上記のように異なっており、当時のライヴの曲順を無視したなんだかわからん編集になっていました。
やはり曲順は、「Phoenix Rising」のほうが断然いいです!
たしかにボーリンの不調は隠せませんが、彼の立ち振る舞いはスターのオーラがありリッチーとは異なる、個性を感じることができます。
本調子の彼のプレイを観たかった…
また、「Highway Star」では、ステージ最前まで観客が押し寄せ、異様な盛り上がりを感じさせます。
観客のステージ乱入も数回発生するなど、日本のファンは大人しかったんじゃないのかよと、おもわず目を疑ってしまうほどの狂乱ぶりです。
グレンに抱きつくヤンキー風兄さんは必見です(笑)
あと、デビカバのイヤラシイパフォーマンス、痩せてたら様になったんだろうけど…こちらも目をそらさないで見てやって下さい(爆)
そして本作のもうひとつの目玉Getting’ Tighter Documentaryは、1時間30分近くに及ぶドキュメンタリー。
イアン・ギラン脱退から新メンバー(デビカバ・グレン)の話や、リッチー脱退・ボーリン加入の経緯などが
ロード・ヒューズによって赤裸々に語られます。
特に日本来日直前のジャカルタでの公演でのトラブル(ツアー関係者の死亡事故?事件?)や、
ヒューズとボーリンを蝕んでいたドラッグ問題は、必見。
当時の音楽業界の暗部が垣間見れ、非常に興味深い内容((゚m゚;)
また、随所随所でレア映像が挿入されており全盛期のギランやリッチーの貴重映像も見ることができます。
(ちゃんとフルで見せてくれよ〜(-_-メ)
パープルファンだけでなく、70年代から80年代の洋楽を愛する方にお勧めの充実した内容になっています。
英語に自信のある方以外は、字幕付きの国内盤をお勧めしておきます(笑)
左手を寝違え麻痺が残ってしまったために(実は、東南アジアで質の悪いヘロインを注射したため?)
ジョンロードにフォローされまくりの天才らしからぬ演奏に終始するという
不本意な内容になってしまったある意味伝説の日本公演を収めています。
「Phoenix Rising」本編
1. Burn
2. Love Child
3. Smoke On The Water
4. You Keep On Moving
5. Highway Star
ちなみに、VHSビデオで発売された収録曲順は、
1. Smoke On The Water
2. You Keep On Moving
3. Burn
4. Love Child
5. Highway Star
…上記のように異なっており、当時のライヴの曲順を無視したなんだかわからん編集になっていました。
やはり曲順は、「Phoenix Rising」のほうが断然いいです!
たしかにボーリンの不調は隠せませんが、彼の立ち振る舞いはスターのオーラがありリッチーとは異なる、個性を感じることができます。
本調子の彼のプレイを観たかった…
また、「Highway Star」では、ステージ最前まで観客が押し寄せ、異様な盛り上がりを感じさせます。
観客のステージ乱入も数回発生するなど、日本のファンは大人しかったんじゃないのかよと、おもわず目を疑ってしまうほどの狂乱ぶりです。
グレンに抱きつくヤンキー風兄さんは必見です(笑)
あと、デビカバのイヤラシイパフォーマンス、痩せてたら様になったんだろうけど…こちらも目をそらさないで見てやって下さい(爆)
そして本作のもうひとつの目玉Getting’ Tighter Documentaryは、1時間30分近くに及ぶドキュメンタリー。
イアン・ギラン脱退から新メンバー(デビカバ・グレン)の話や、リッチー脱退・ボーリン加入の経緯などが
ロード・ヒューズによって赤裸々に語られます。
特に日本来日直前のジャカルタでの公演でのトラブル(ツアー関係者の死亡事故?事件?)や、
ヒューズとボーリンを蝕んでいたドラッグ問題は、必見。
当時の音楽業界の暗部が垣間見れ、非常に興味深い内容((゚m゚;)
また、随所随所でレア映像が挿入されており全盛期のギランやリッチーの貴重映像も見ることができます。
(ちゃんとフルで見せてくれよ〜(-_-メ)
パープルファンだけでなく、70年代から80年代の洋楽を愛する方にお勧めの充実した内容になっています。
英語に自信のある方以外は、字幕付きの国内盤をお勧めしておきます(笑)
ティーザー
そのバンドやプレイヤーにどの時期に遭遇するかによって、その後の評価や印象は人によって大きく異なってくるもの。例えばDEEP PURPLEなど歴史の長いバンドを、デヴューからリアルタイムで聴いている者、突如ハードロックに転身した“In Rock”が最初の出会いとなった者、カヴァーデル・ヒューズ加入後のファンキー路線を初めて聞いてロックファンになった者...
このトミー・ボーリンというギタリストを初めて聴いたのは、忘れもしない高校2年のときに友人から借りた「紫の燃焼」...あぁなんて事だ!あのブートまがいの糞ライブ!聴いた印象は「このギタリストは本当にプロなのか?」「これでよくPURPLEに入れたものだ」「よくこれで正規盤として発売したものだ」と呆れるのを通り超え嫌悪感さえ覚えたものだった。
それまで彼のことは雑誌等で何度か紹介され、もちろん名前も作品や顔も知っていたしオーバードラッグで若死にした事も知っていた。只、どうしてもあの忌まわしい「紫の燃焼」での“Burn”のプレイが脳裏に焼きついており、彼に対して興味を抱く事はできないでいた。ボーリンにとって初ソロとなる『ティーザー』を最初に耳にしたのも随分後になってからである。
初めて聴いたときの印象は単純に「なんてカッコイイんだろう!」不覚にも今まで無視し続けた事が情けなかったと素直に自責した。それからというもの、薄命であった彼の作品を聴きあさり、ボーリンの深い森の中を彷徨う事になる。取り分けこのソロデヴュー作はソリッドでファンキー、ハードでスウィンギー、誰にも似ていない、誰にもマネのできないプレイでナイスチューン(親友グレンも1曲参加)が目白押しである。
音楽も所詮は嗜好品であり例えはあっていないかも知れないがラーメンと似たところがあるような気がする。どんなに「あそこのラーメン屋さんは旨いよ!」って言われても、どんなに長い行列ができていても、旨いかどうか判断するのは食べた本人である。それでもあえていいたい「ボーリン屋のティーザーラーメンはすごく旨いよ!」ってね!
早死にしたんでその後の活躍は当然ないわけだが、あまりに過小評価に甘んじているのは、ここ日本だけなのだろうか...
このトミー・ボーリンというギタリストを初めて聴いたのは、忘れもしない高校2年のときに友人から借りた「紫の燃焼」...あぁなんて事だ!あのブートまがいの糞ライブ!聴いた印象は「このギタリストは本当にプロなのか?」「これでよくPURPLEに入れたものだ」「よくこれで正規盤として発売したものだ」と呆れるのを通り超え嫌悪感さえ覚えたものだった。
それまで彼のことは雑誌等で何度か紹介され、もちろん名前も作品や顔も知っていたしオーバードラッグで若死にした事も知っていた。只、どうしてもあの忌まわしい「紫の燃焼」での“Burn”のプレイが脳裏に焼きついており、彼に対して興味を抱く事はできないでいた。ボーリンにとって初ソロとなる『ティーザー』を最初に耳にしたのも随分後になってからである。
初めて聴いたときの印象は単純に「なんてカッコイイんだろう!」不覚にも今まで無視し続けた事が情けなかったと素直に自責した。それからというもの、薄命であった彼の作品を聴きあさり、ボーリンの深い森の中を彷徨う事になる。取り分けこのソロデヴュー作はソリッドでファンキー、ハードでスウィンギー、誰にも似ていない、誰にもマネのできないプレイでナイスチューン(親友グレンも1曲参加)が目白押しである。
音楽も所詮は嗜好品であり例えはあっていないかも知れないがラーメンと似たところがあるような気がする。どんなに「あそこのラーメン屋さんは旨いよ!」って言われても、どんなに長い行列ができていても、旨いかどうか判断するのは食べた本人である。それでもあえていいたい「ボーリン屋のティーザーラーメンはすごく旨いよ!」ってね!
早死にしたんでその後の活躍は当然ないわけだが、あまりに過小評価に甘んじているのは、ここ日本だけなのだろうか...
魔性の目
このアルバムは、Deep Purple解散後、トミーが念願だった自分のバンド、Tommy Bolin Bandを結成し、ライブ活動を再開した頃にコロンビアと契約し発表した作品で、アコースティックな美しい曲とソウルフルなエレクトリックな曲が楽しめます。批評家からは、最低限のギターしか録音されていない、とか、音質が悪いとか、酷評されていますが、私は素人なのでそのへんはあまりよくわからず、聴いてとても心に響く素晴らしい作品だと思いました。このアルバム録音の時期、トミーは既にヘロイン中毒がかなり深刻な状況だったそうで、そんな中で素晴らしい作品を残してくれたと思います。まだこれから、という時に亡くなってしまい無念です。才能ある人はなぜ生き急いでしまうのかな?