自分でリフォーム、初心者にはレベルが高そうですが、
こうしたい、という意味では参考になると思います。

最近賃貸でもセルフリフォームできる物件も出回り始めているとか。
新築の我が家でさえ、ハウスメーカーお仕着せの
樹脂製の窓枠や上がり框とか化粧板のシステムキッチンとか
ユニットの洗面台やシューズボックスとか
微妙に気に入らないところがいっぱいあるわけで
まさにそんな箇所をリフォームしている実例が見られて
モチベーションがあがりました。
壁塗り、板壁作り、床貼り、壁を抜いてニッチを作る、
フラッシュドアをくりぬいてステンドグラスをはめる、
システムキッチンの化粧板を古材風にとりかえる、
エントランスの素材を替える、木材でアルミサッシを隠す…等
今はまだ新しすぎて罪悪感があるけれど、いつかはチャレンジしてみたい！
しかし、元の雑誌の甘めのテイストやターゲットが女性であること故か
男性の存在感が感じられないのは気になります。
旦那さんやご家族の同意や協力みたいなものは必要ないのか？
と思われますが、やっぱり家にいる時間が長くて
住まいにより強く愛着を持つのが女性ってことなんでしょうか。
私自身はナチュラル系のインテリアは好みではないけれど
「DIY、リフォーム」で検索すると出てくる他の本に比べると
「女性が自分でできると思われる程度のDIY作業」で作られる
空間というのがリアルにイメージしやすいし
チャレンジできそうと思わせてくれるのもいいのではないかと。
作業にはぜひ家族も巻き込みたいところです。

この本はリノベーションに興味がある人はもちろん、リノベーションを題材にした物語としても読んでも面白い本です。
世界的に著名なクロースアップマジシャンの前田知洋氏のプライベートな一面が窺える点もファンには嬉しい所です。
文体も軽やかであっという間に読める良本だと思いました。