テレビドラマで視聴し、これは面白いと思いＤＶＤも購入しました。
原作も読みましたが、出演俳優陣の迫力ある演技は映像でしか味わえません。

出演者のファンの方はもちろん、会社で働いている・働いたことのある方は
主人公が組織の不条理に立ち向かう姿に魅力を感じると思います。

リアルタイムから外れて私に半沢ブームが到来。
メーキングが大好きでDVDを購入しました。
理想ですが、半沢のような上司がいたら部下はどんなに救われているか・・・

テレビドラマではまった半沢直樹シリーズの第4弾！　待っていました半沢直樹！　ロスジェネ読破後に我慢できなくて毎週、週刊ダイヤモンドで連載を追っていました♪　随分加筆・修正されたんですね。タイトルの人の名前が変わっていたのにはビックリでした。池井戸さんの作品はバブルにはじまり、IT、航空再編など、今の時代が舞台になっているので、本当にわかりやすく読めます。

今回の舞台は経営破綻したJALをモデルにした帝国航空。記憶に新しいこともあり、実際に繰り広げられた政治屋同士の覇権争いもモデルがすぐに想定できますし、全体も把握しやすかったです。作品内ではいつもどおりの半沢節で複雑にからむ政治家、ドラマでもお馴染みのあの人にバッサバッサと物申す！　終盤に繰り広げられるやりとりは読むだけでその様が目に浮かんできました！

早くドラマでも映画でもいいので実写が観てみたくなる、前作以上に勢いが感じられる作品です！　絶好調の池井戸さん、今後も期待しています！

「正しいことを正しいといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること。ただ、それだけのこと」
シンプルで当たり前のことがなかなかできていないのが現実の世の中です。
その原因を半沢直樹はこう分析しています。
「自分のために仕事をしているからだ」

簡単で当たり前のことでも、それを貫くためには勇気と覚悟が必要です。
小説の中だけのことではなく、現実の世界に生きる我々にとっても非常に大切なことです。

ところで、営業第二部の内藤部長はいい味を出していますね。

先ほど読了。相変わらずのテンポよい展開。痛快。面白い。
此処まで暴れまくる半沢直樹を私はもう“金融界のランボー”と呼びたいw