ジキルとハイド オリジナル・サウンドトラック
テレビドラマファンの間で伝説の番組と言われている『ジキルとハイド』のサウンドトラック。丹波哲郎主演のSFサスペンス(?)、一度お蔵入りになった後1973年深夜枠で放送されたという曰くつきの番組ながら、一部ではDVD化を望む熱狂的なテレビドラマ愛好家に支持されている作品である。
どこか廃頽的で、人間の2面性を暴きだしたこの作品を象徴するような音ではあるが、オープニングテーマ曲はわりと聴きやすいと思う。ともあれ、この作品に少しでも興味のある人は聴いて頂きたい。
どこか廃頽的で、人間の2面性を暴きだしたこの作品を象徴するような音ではあるが、オープニングテーマ曲はわりと聴きやすいと思う。ともあれ、この作品に少しでも興味のある人は聴いて頂きたい。
Jekyll & Hyde: The Musical
ミュージカルをやっている方には絶対お勧め!でも、趣味の方にも是非唄ってほしいです。
迫力のある曲や、しっとり聴かせる曲など素晴らしい名曲が揃っています。いわゆる”美しいメロディー”がいっぱい詰まっています。どちらかというと女性用のナンバーの方が多いのですが、”This is a moment"は上手なバリトンさんに唄ってもらったら、女の子はメロメロです!
写真もたくさんあり、ブロードウェイでこの作品を見ていない方も、写真でイメージが沸きます。
私の一番大切な楽譜のひとつです。
女性の方これ1冊あれば、オーディションに行ってもこわくありませんよ!
迫力のある曲や、しっとり聴かせる曲など素晴らしい名曲が揃っています。いわゆる”美しいメロディー”がいっぱい詰まっています。どちらかというと女性用のナンバーの方が多いのですが、”This is a moment"は上手なバリトンさんに唄ってもらったら、女の子はメロメロです!
写真もたくさんあり、ブロードウェイでこの作品を見ていない方も、写真でイメージが沸きます。
私の一番大切な楽譜のひとつです。
女性の方これ1冊あれば、オーディションに行ってもこわくありませんよ!
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
ジキルとハイド、とは二重人格的な、という形容詞のようにも使われる言葉ですが、この小説は、多重人格が解離性同一性障害などの名前で一般にも知られるようになるかなり前の、1886年の作品です。いわゆる多重人格の小説ではなく、ロンドンを舞台とした一流の19世紀末怪奇小説と思ったほうが良いでしょう。何より、臨場感あふれる構成のため、物語に入り込み主人公と共にこの事件の顛末を見届けるような気持ちで読むことが出来ます。
誰の心にもある二面性、信頼される優しさや利己的な残酷さなど、表裏一体のそれを、無理に切り離さざるを得なかった愚かしさとそれに続く悲劇が、謎を読み解いた後には心に残ります。もしかするとスティーヴンソンは、総ての人の心に棲む邪悪なハイド氏を認めず自分から切り捨し自由にさせるのでなく、彼を馴致しつつどうにか彼と共に歩まねばならないのだと、それがほんとうに必要な人間性というものであるのだと、この衝撃的な物語を通じて訴えたかったのかもしれません。
誰の心にもある二面性、信頼される優しさや利己的な残酷さなど、表裏一体のそれを、無理に切り離さざるを得なかった愚かしさとそれに続く悲劇が、謎を読み解いた後には心に残ります。もしかするとスティーヴンソンは、総ての人の心に棲む邪悪なハイド氏を認めず自分から切り捨し自由にさせるのでなく、彼を馴致しつつどうにか彼と共に歩まねばならないのだと、それがほんとうに必要な人間性というものであるのだと、この衝撃的な物語を通じて訴えたかったのかもしれません。
Jekyll & Hyde: The Musical (1997 Original Broadway Cast)
最初のメロディーを耳にした瞬間から、もうこの作品の虜に
なりました。なんて切ない旋律、哀しみに満ちた歌声だろう、と。
楽曲は全体的に暗いので(内容が内容だけに)、明るい曲調が
好きな方にはあまりお勧めできませんが、それでも是非一度
聴いてみて頂きたいと思います。素晴らしい作品です。
ジキル&ハイド役の方の歌唱力・演技力は神懸り的です。
何小節伸ばし続けるのかと思うほど長く、しかも音量豊かに
歌えるのは、さすがブロードウェイの役者さんですね。
ジキルからハイドに入れ替わる時の演技など、凄まじいです。
声質がこんなにも変えられること、そして声だけでその役を
完璧に表現できる力に圧倒されました。舞台が目に見えるようです。
原作の小説とはかなり話の筋・設定が違うようですが、これはこれで
説得力あるストーリーです。日本語訳があればきっともっと深く
入り込めたのでしょうが、歌詞が分からなくても充分その世界に
浸れるところがこのミュージカルの凄い点だと思います。
『オペラ座の怪人』、特にマイケル・クロフォード氏が怪人を演じた
オリジナル・ロンドン・キャスト版が好きという方は、おそらく
この作品にも魅せられることでしょう。(独断ですが)
なりました。なんて切ない旋律、哀しみに満ちた歌声だろう、と。
楽曲は全体的に暗いので(内容が内容だけに)、明るい曲調が
好きな方にはあまりお勧めできませんが、それでも是非一度
聴いてみて頂きたいと思います。素晴らしい作品です。
ジキル&ハイド役の方の歌唱力・演技力は神懸り的です。
何小節伸ばし続けるのかと思うほど長く、しかも音量豊かに
歌えるのは、さすがブロードウェイの役者さんですね。
ジキルからハイドに入れ替わる時の演技など、凄まじいです。
声質がこんなにも変えられること、そして声だけでその役を
完璧に表現できる力に圧倒されました。舞台が目に見えるようです。
原作の小説とはかなり話の筋・設定が違うようですが、これはこれで
説得力あるストーリーです。日本語訳があればきっともっと深く
入り込めたのでしょうが、歌詞が分からなくても充分その世界に
浸れるところがこのミュージカルの凄い点だと思います。
『オペラ座の怪人』、特にマイケル・クロフォード氏が怪人を演じた
オリジナル・ロンドン・キャスト版が好きという方は、おそらく
この作品にも魅せられることでしょう。(独断ですが)