ブエノスアイレス [DVD]
すばらしい映画です。☆は5を超えて10でも20でもつけてしまいたいくらい。
愛されたい、愛して欲しいとひねくれた表現方法でレスリーはトニーを求めています。
そのひねくれをトニーはきっと理解しきれていなかったのだと思う。
つらいのは自分だけ、と思えるトニーは、レスリーよりもライトな悩みで
私には 劇中ずっとレスリーがつらそうに見えた。
ラスト、何かふっきれたようなトニーの表情とhappytogetherの歌が印象的。
あの表情はカーウァイ監督の体当たりの撮影のたまものなのかな、と思う。
ラスト、もどってきてよ、また。って、部屋にタバコをいっぱい棚におくレスリーが泣ける。
そうしてまた、待ってる。
でも、なんにでも終わりが来るってこともまた知っていたり。
知っていてもとめられない、ひねくれた愛情表現はここで終止符がうたれたのでしょうね。
だめだ、だめだ、と思っていてものめりこんでしまう愛はだれでも経験する。
30代になった私にはそれがよくわかり、そして、この映画のレスリーにも、
そしてトニーにも痛いほど共感しました。
だめな恋愛に縁のないひとには、あまりぐっとこないのかもしれませんね。
愛されたい、愛して欲しいとひねくれた表現方法でレスリーはトニーを求めています。
そのひねくれをトニーはきっと理解しきれていなかったのだと思う。
つらいのは自分だけ、と思えるトニーは、レスリーよりもライトな悩みで
私には 劇中ずっとレスリーがつらそうに見えた。
ラスト、何かふっきれたようなトニーの表情とhappytogetherの歌が印象的。
あの表情はカーウァイ監督の体当たりの撮影のたまものなのかな、と思う。
ラスト、もどってきてよ、また。って、部屋にタバコをいっぱい棚におくレスリーが泣ける。
そうしてまた、待ってる。
でも、なんにでも終わりが来るってこともまた知っていたり。
知っていてもとめられない、ひねくれた愛情表現はここで終止符がうたれたのでしょうね。
だめだ、だめだ、と思っていてものめりこんでしまう愛はだれでも経験する。
30代になった私にはそれがよくわかり、そして、この映画のレスリーにも、
そしてトニーにも痛いほど共感しました。
だめな恋愛に縁のないひとには、あまりぐっとこないのかもしれませんね。
ザット・ワン・ナイト~ライヴ・イン・ブエノス・アイレス [DVD]
久々に見た彼らのライブは、
彼らが正真正銘真っ当なスラッシュバンドであることを強く感じさせる
ステージであり、とても見ごたえ・聴き応えがありました。
デイブの健康・精神状態いずれも、これまでも色々紆余曲折がありましたが、
今回の彼の生き生きとした姿を見てとても安心しました。
それにつけても、ブエノスアイレスのオーディエンスは凄いですね。
盛り上がりも尋常じゃないけど、MEGADETHへの愛情の深さも並大抵では
ないですね。
個人的には、彼らのライブDVDのベストテイクと言ってもいいのではないかな、
と思います。(バンドの演奏・状態、オーディエンスのパフォーマンス等も)
彼らが正真正銘真っ当なスラッシュバンドであることを強く感じさせる
ステージであり、とても見ごたえ・聴き応えがありました。
デイブの健康・精神状態いずれも、これまでも色々紆余曲折がありましたが、
今回の彼の生き生きとした姿を見てとても安心しました。
それにつけても、ブエノスアイレスのオーディエンスは凄いですね。
盛り上がりも尋常じゃないけど、MEGADETHへの愛情の深さも並大抵では
ないですね。
個人的には、彼らのライブDVDのベストテイクと言ってもいいのではないかな、
と思います。(バンドの演奏・状態、オーディエンスのパフォーマンス等も)
ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」
マスコミが外国人犯罪を取り上げるたびに僕らは不法滞在する外国人全般に想像を敷衍して苦々しく思う。日本に住む外国人と触れ合う機会がないままこのような報道ばかりを目にしているうちに、僕らの頭の中には「外国人犯罪=不法滞在する外国人」というショート・サーキットが形成されてしまっている。主に南米や東南アジアから来た外国人の問題を多く取り扱う「町の弁護士さん」である著者は、本書を通じ、そういった一般にはびこる無知からくる誤解と偏見を解きほぐし、彼らが個別に抱える深刻な経済問題や人権問題の真相をつまびらかにする。そして見えてくるのは、この国の、実情とあまりにかけ離れてしまっている法律と、それを盾に非情で強権的な壁を張り巡らせる入管や司法の面々。もっとも、筆者は多弁に彼らの硬直ぶりを糾弾しつつも、一方的な非難で終わらせようとはしない。あくまで、法の建前だけでは割り切ることのできないこの世の現実と、その矛盾の中で逞しく生きる外国の人々に前向きで温かなまなざしを向ける。「日本に来たのはあくまで本人の意思であり、来たからには日本の法律に従うのは当たり前」という意見は一見正論に見えながら、歴史的に出稼ぎルートの轍が(双方向に)深々と刻まれた南米や東南アジアとこの国との関係性とその事実に未だ寄り添いきれていないこの国の司法という現実を無視した、片手落ちな主張だと気付かされる。安易な偏見の上に胡座をかいて安心する前に、少しでも現実を知って欲しい──恐らくはそんな思いをシニカル且つ飄々とした文体の下に隠し、日々在日ラティーノスの為に錆び付いた法解釈のシーソーゲームに奔走する著者に快哉を贈りたい。