ナマケモノに意義がある (角川oneテーマ21)
池田氏の逆説がよく効いており、肩から余計な力を抜けさせる効能があるかと思います。さすがに、人間ドックを受けないだけの人物ですね。
目先の近代的・現代的なルールや論理(たとえば経済至上)などを脱構築させてゆくうまさがあります。
それも、ネット社会や、グローバル経済といういまどきの状勢をよく踏まえた上での目配りやネタなので、そのへんのお得感は新書ならではでしょう。
例えば、「かかげえのない自分」志向がストーカーやモンペの根底にあるという指摘は、得心が行きました。
「自分らしさ」批判などは、元よりあるものではありますが、今般のワールドカップにおける「自分たちのサッカー」論議などにも有効な指摘であり、独我論的なパラノイア(ガンバリズム)や、逆にやる気が出ない人には、とくに効能があるんじゃないでしょうか。
生物学者ならではの知見で、狩猟社会やホモ・サピエンス、生殖細胞系列を語るところも、小ネタとして日常で使わせてもらえそうです。
目先の近代的・現代的なルールや論理(たとえば経済至上)などを脱構築させてゆくうまさがあります。
それも、ネット社会や、グローバル経済といういまどきの状勢をよく踏まえた上での目配りやネタなので、そのへんのお得感は新書ならではでしょう。
例えば、「かかげえのない自分」志向がストーカーやモンペの根底にあるという指摘は、得心が行きました。
「自分らしさ」批判などは、元よりあるものではありますが、今般のワールドカップにおける「自分たちのサッカー」論議などにも有効な指摘であり、独我論的なパラノイア(ガンバリズム)や、逆にやる気が出ない人には、とくに効能があるんじゃないでしょうか。
生物学者ならではの知見で、狩猟社会やホモ・サピエンス、生殖細胞系列を語るところも、小ネタとして日常で使わせてもらえそうです。
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
会社を経営し、ベストセラーを何冊も生み、数々の資格を持っている筆者が、この本の中で、自らを“怠け者”だと称しています。
怠け者の3つの条件・・・始められない、続けられない、ダラダラしてしまう・・・筆者自身、この条件にすべて当てはまるといいます。
では、怠け者はどうすればうまくゆくのか?
その中でも、私の心を強烈に捉えたのは、「まず、怠け者である自分を認める」ということでした。
「怠け者である自分を認める」とはどういうことか?
私は、自分が怠け者であるということは自覚しているつもりでしたが、この本を読んで、本当はそうではなかったということに気が付きました。
“いつかやろう”とか“やればできる”と思ってしまうこと自体、実は、自分の能力に過大な自信を持っていることなのだと気が付きました。
自分が怠け者であることを心から自覚していれば、何らかの工夫を考えようとするはずです。
“私だって、気が向けばいつかはやれるはず”と思っているから、何も工夫を考えず、結局、いつまでたっても何もできないのです。
では、どんな工夫をすればよいのか?
この本の中で、一番参考になったことは、「外部強制力を上手に利用する」ということでした。
何かを続けようとして、自分にノルマを課すことがありますが、そもそも怠け者は意志が弱いのですから、自分自身が作ったノルマを自分の意志だけで達成できるわけがありません。
そこで、何らかの強制力を「外部」から持ってくるわけです。
意志の強さに関係なく、「やらざるをえない仕組み」を自分の外側につくってしまうのです。
たとえば、スポーツクラブに通い続けることができない場合は、レッスン時間の決まった教室に通ってみるとか。
考えてみれば、私自身、ヨガの教室に長い間通っていたことがありましたが、レッスン時間が決まっていたおかげで、長期間通い続けることができました。
さぼりたくても、チケットが無駄になるのがもったいなくて、気が向かない日でも無理やり参加していました。
これも、外部強制力のおかげだったのですね。
スポーツクラブに入会したのをきっかけにやめてしまいましたが、スポーツクラブは好きな時間に行くことができるため、徐々に行かなくなってしまい、結局、3ヶ月で挫折。
今、思えば、意志の弱い怠け者タイプの私には、ヨガ教室の方が合っていたんですね。
このほかにも、私はこの本でさまざまな気づきやヒントを得ることができました。
自分が怠け者で、意志が弱いと思っている方には、ぜひこの本を読んで、何らかのヒントを得て、今後に生かしていただきたいです。
怠け者の3つの条件・・・始められない、続けられない、ダラダラしてしまう・・・筆者自身、この条件にすべて当てはまるといいます。
では、怠け者はどうすればうまくゆくのか?
その中でも、私の心を強烈に捉えたのは、「まず、怠け者である自分を認める」ということでした。
「怠け者である自分を認める」とはどういうことか?
私は、自分が怠け者であるということは自覚しているつもりでしたが、この本を読んで、本当はそうではなかったということに気が付きました。
“いつかやろう”とか“やればできる”と思ってしまうこと自体、実は、自分の能力に過大な自信を持っていることなのだと気が付きました。
自分が怠け者であることを心から自覚していれば、何らかの工夫を考えようとするはずです。
“私だって、気が向けばいつかはやれるはず”と思っているから、何も工夫を考えず、結局、いつまでたっても何もできないのです。
では、どんな工夫をすればよいのか?
この本の中で、一番参考になったことは、「外部強制力を上手に利用する」ということでした。
何かを続けようとして、自分にノルマを課すことがありますが、そもそも怠け者は意志が弱いのですから、自分自身が作ったノルマを自分の意志だけで達成できるわけがありません。
そこで、何らかの強制力を「外部」から持ってくるわけです。
意志の強さに関係なく、「やらざるをえない仕組み」を自分の外側につくってしまうのです。
たとえば、スポーツクラブに通い続けることができない場合は、レッスン時間の決まった教室に通ってみるとか。
考えてみれば、私自身、ヨガの教室に長い間通っていたことがありましたが、レッスン時間が決まっていたおかげで、長期間通い続けることができました。
さぼりたくても、チケットが無駄になるのがもったいなくて、気が向かない日でも無理やり参加していました。
これも、外部強制力のおかげだったのですね。
スポーツクラブに入会したのをきっかけにやめてしまいましたが、スポーツクラブは好きな時間に行くことができるため、徐々に行かなくなってしまい、結局、3ヶ月で挫折。
今、思えば、意志の弱い怠け者タイプの私には、ヨガ教室の方が合っていたんですね。
このほかにも、私はこの本でさまざまな気づきやヒントを得ることができました。
自分が怠け者で、意志が弱いと思っている方には、ぜひこの本を読んで、何らかのヒントを得て、今後に生かしていただきたいです。