まず初めに言いたいのは、私のレビューは彼女の作品を否定する訳ではないという事。
そして、一番好きなアーティストは?と聞かれたら真っ先に「古内東子さん」と答える人間だと言う事は言っておきます。
他の皆さんも、おっしゃっている様に20周年おめでとうございます。
そして遅くなりましたが、ご結婚本当におめでとうございます。
さて、本作品についてですが、Disc1は全てavexに移籍した後のアルバムからの選曲になっています。
前作のアルバム『夢の続き』のレビューでも書きましたが、やはりavexに移籍した後、
アルバム発売の回を重ねる毎に歌い方が変わってきている事を再確認させられます。
それも悪い方向に。。。
(なので星3つなのですが・・・)
何と表現すれば良いのか分かりませんが、前作品のレビューにも書いた様にブリッコをする様な、まるで口の中(口先)だけで
声を作ってる感じで、喉の奥から、つまりお腹の底から声を出してない歌い方とでも言うのでしょうか。。。
SONY時代は、もっと大人の女性的な歌い方で、こんなじゃなかったのに。。。
何故、あんな歌い方になっちゃったの??avexのせい??
ただ、1曲目の「Reason」はファルセットで歌う部分も多く、その傾向はあまり感じないのですが、
心の中で『あぁ。。もうこの歌い方に完全に変わっちゃったのか。。』と残念な気持ちになりながら
2曲目の「さよならレストラン」を聞いて、その気持ちも『おや??そうでもない??』に変わりました。
平井堅さんとのデュエットが良い効果だったのか?は謎ですが
この曲は
SONY時代の東子さんのファンでも満足出来るのではないでしょうか?
続いてDisc2の、1曲目「誰より好きなのに」を聞いた時の何とも言えない『安心感』たるや!何でしょうか?
やはり
SONY時代の歌い方、声色、、、乾いた五臓六腑に染み渡る清水のようでした。
またMy favoriteアルバムの『CashmereMusic』からは3曲も選曲されていたので、とても嬉しく感じました。
ただ、欲を言えば9曲目の「歩幅」の様な大胆なアレンジが全曲されていたりすると、全アルバムを持っている
ファンとしても、もっと楽しめて良かったかな。とも思いました。
あと、Disc2は全曲
SONY時代の曲にもして欲しかったかな。
最後の「KOKYO」は、今後もファンは辞められないな。って確信した1曲です。
前作のレビューでは『視聴してから購入を考えます』とか書きましたが、去年から予約してました(笑)
今の日本の女性アーティストで、こういうメロディ、歌詞を作れる人は古内東子さんしか居ないです!
これからもずっと聞いて行きたい。そう思えるアルバムでした。