この作品の凄さ、素晴らしさは、もはや衆知の事実ですので、今更語りません。
また、このBlu-ray版は画質は勿論、音質もかなりクウォリティが上がっています。
特に「音響」には徹底的にこだわっている作品なので、嬉しいです。
ただ、視聴される際は、テレビモニターの調整にも気を付けてみて下さい。
最近の大型モニター(特に液晶)には、画面のパラつきを制御して、
なめらかに見せる工夫がなされている機種があります
(例えばSony Braviaならモーションフローの事です)。
この作品はもともと、ドキュメンタリー・
タッチを目指して、
かなりパラパラした映像を「狙いとして」採用しています。
フィルムカメラのシャッター開角度を狭く45度に設定して撮影する事で、
弾ける弾丸や血しぶき、土埃などを際立たせ、
尚かつ手持ち撮影を多用することで、臨場感も高めています。
手法としては決して新しくはないのですが、
この「パラついた画像」が、この作品では絶大な効果をあげていて、
後の映画の戦闘シーンやアクション・シーンの撮影の仕方にも影響を与えています。
これを「パラつき防止」のモニター制御で鑑賞するという事は、
折角の高画質・高音質を得たとしても、作品の本筋を外した見方となってしまいます。
余計なお世話かもしれませんが、この希代の名作を、
出来るだけ多くの人達に体験して貰いたい一心です。
なのでご覧になる際は、モニター調節を是非、忘れないで下さいませ。