
運動靴と赤い金魚【字幕版】 [VHS]
これを見てから、映画好きになりました。
子ども2人は、もともと監督が見つけてきた普通の素人の子ですが、その素人っぽさがとてもよかったです。
最後のシーンで、アリの足に金魚が寄ってくるところで、ふっと涙が出てきて止まらなくなりました。
最初から最後まで、自然な映画でした。音楽も好きです。
子ども2人は、もともと監督が見つけてきた普通の素人の子ですが、その素人っぽさがとてもよかったです。
最後のシーンで、アリの足に金魚が寄ってくるところで、ふっと涙が出てきて止まらなくなりました。
最初から最後まで、自然な映画でした。音楽も好きです。

運動靴と赤い金魚【日本語吹替版】 [VHS]
今のハリウッド映画のように、大仕掛けなトリックやねじくれたストーリー、鬼面人を驚かすカメラワークやSFX、著名な”セレブ”俳優を使わずとも、素晴らしい映画が撮れるというお手本みたいな作品。
子どもたちの自然な演技、笑顔や泣き顔に、心が癒やされます。
<運動靴>や<金魚>といった小物の使い方が秀逸で、結末自体に感動したわけではないのに、涙がこぼれました。
子どもたちの自然な演技、笑顔や泣き顔に、心が癒やされます。
<運動靴>や<金魚>といった小物の使い方が秀逸で、結末自体に感動したわけではないのに、涙がこぼれました。

運動靴と赤い金魚 [DVD]
最近になって数多くの優れた映画を生み出し続けるイラン。これはハタミが70%の支持を得て当選して以来の、イラン社会に訪れた自由で開放的な雰囲気を象徴するものと言えます。棄権を避けてハタミに投票した無数の若者や女性や知識人の存在は、イラン政治に大きな影響を与えました。改革がやや停滞している現在でも、ハタミは高支持率を得ています。こうした昨今のイランの変化は、国際テロリズムの支援や、自国民への蹂躙を恥じることさえなかった愚劣な宗教指導者たちにとって、予想もしなかった衝撃であることは間違いありません。
それにしてもこの映画は素晴らしい。数々の国際映画祭で賞を獲得し、ニューヨークタイムズ紙で絶賛されたのも頷けます。このような名作が今後も生まれることを、私個人は大いに期待します。
とはいえ、本作品のように、子供が主役を演じる作品は、イラン国内では上映が禁止されています。イラン政府曰く、「貧困や社会問題を強調しすぎる」からだそうですが、それでも子供の自然な演技力で、社会問題を扱おうとする映画監督が増えており、こうした映画が生まれるのを、権力で抑えることは無理でしょう。
ちなみにこの映画を見ても、政府から何をそれほど問題視されるのか、私にはさっぱり分かりませんでした。このような映画が問題無しに国内で上映されてこそ、イランが真に民主的な国家と成り得るのですが、改革が停滞した現段階ではまだ厳しいかもしれません。
くどくどと政治的な意見を書きましたが、この映画は政治には全く無縁です。貧しい家庭で健気に生きている幼い兄妹の姿は、見ていてとにかく可愛らしい。暖かい家族愛に包まれたこの映画は、どんな人が観ても感動できると思いますので、是非一度ご覧ください。
それにしてもこの映画は素晴らしい。数々の国際映画祭で賞を獲得し、ニューヨークタイムズ紙で絶賛されたのも頷けます。このような名作が今後も生まれることを、私個人は大いに期待します。
とはいえ、本作品のように、子供が主役を演じる作品は、イラン国内では上映が禁止されています。イラン政府曰く、「貧困や社会問題を強調しすぎる」からだそうですが、それでも子供の自然な演技力で、社会問題を扱おうとする映画監督が増えており、こうした映画が生まれるのを、権力で抑えることは無理でしょう。
ちなみにこの映画を見ても、政府から何をそれほど問題視されるのか、私にはさっぱり分かりませんでした。このような映画が問題無しに国内で上映されてこそ、イランが真に民主的な国家と成り得るのですが、改革が停滞した現段階ではまだ厳しいかもしれません。
くどくどと政治的な意見を書きましたが、この映画は政治には全く無縁です。貧しい家庭で健気に生きている幼い兄妹の姿は、見ていてとにかく可愛らしい。暖かい家族愛に包まれたこの映画は、どんな人が観ても感動できると思いますので、是非一度ご覧ください。

運動靴と赤い金魚 [DVD]
イランの映画産業の現状など知る由もなく、また規制が厳しく経済的にも日本にはるか劣る国の映画なんて勝手な偏見を持っていた自分が恥ずかしい。家庭は新しい靴を買ってくれるほど裕福でもなく、考えた兄は自分の靴を妹と交代に履いて変わりばんこに学校へ行けばいいのではないのか。妹はまだ小さいからどんなに走っても間に合わないの、だから兄も学校へ遅刻してしまう。でも毎日やっていると何とか間に合うようになってくる。妹には大きすぎるボロのきた靴を履いて、学校が終わってから必死になって家に走って帰る。そんなときマラソン大会の3位の賞品が新しい靴であることを知った兄は、妹のためにどうしてもプレゼントしたくなる。先生に出場の意思を伝えるけど出場者のメンバーは決まってしまったと伝えられた兄は、どうしていいかわからず涙ながしながら「出場できたら必ず活躍します。何がなんでも走って優勝します」と、必死に懇願する兄に思わず目頭が熱くなってしまう。マラソン大会に出場できることになった兄、他の子供は真新しい靴で気合を入れていますが自分の靴はボロ靴。でもそんなこと気にしていられない、なぜなら可愛い妹のための靴がかかっているのだから。走るしかない負けるわけにはいかない。妹に3位の賞品の靴をプレゼントしたい。その一心で走ります心臓は苦しくなっても走るしかないんです。普段喧嘩したりするけど今がんばってる兄をけなげな妹も応援しています。靴なんて古くなったら捨ててしまう日本人が見ても、応援してしまうんです。がんばれがんばれって。兄妹の可愛らしくいじらしく健気な愛に涙を誘わずにはいられません。映画を見終わった後はなにか幸せでやさしい気持ちになれます。

運動靴と赤い金魚 (角川文庫)
なぜ一足の靴を二人が共有し登校できるかって?男女共学が一般的な僕ら日本人には不思議ですよね。何故てゆうと、イランの学校には二部制てのがあり。女が朝なら男は昼と分離教育だそうで。男女同時に登校する事はないから、時間差で交代可能なわけ。これには宗教的な理由もあり。ホメイニの革命1979年以後、男女共学が廃止されたのが原因。婚前の異性交際タブーで貞操観念の強いイスラム圏ではよくある事らしい。また単に学童の数に対して校舎が不足してる現実も。おっとウンチクが長引いた。
物語は、そうガキのころ僕の小さな胸を打った『フランダースの犬』を思い出した。貧しい家庭。休日返上!内職に精を出す親。それを手伝う孝行息子。悪役担当はやはり無慈悲な取立人。心優しき主人公との対比。でも決定的に違うのは・・・。しかし歯がゆい奴らだな。傍観してるこっちが申し訳なくなる程にお人好しだな。ほんと家族そろって不器用だし、読者の僕は手助けできないのがモドカシクなる。
ちなみに当作品は映画原作でなく脚本のノベライズ。なので200ページ足らずあっさり読める。小説好きには腹八分感は否めません。まあイランてのが珍しく僕は手に取り、異世界という意味では楽しめた。今まで僕はテロも兵役も貧困も知らず、恋愛に浪費するのが「豊かさ」だと感じ育ったが。そうじゃない別の「豊かさ」をイランに観た。PS●イラン映画なら→キアロスタミ『桜桃の味』カンヌ受賞。これとは真逆の話。哲学です。
物語は、そうガキのころ僕の小さな胸を打った『フランダースの犬』を思い出した。貧しい家庭。休日返上!内職に精を出す親。それを手伝う孝行息子。悪役担当はやはり無慈悲な取立人。心優しき主人公との対比。でも決定的に違うのは・・・。しかし歯がゆい奴らだな。傍観してるこっちが申し訳なくなる程にお人好しだな。ほんと家族そろって不器用だし、読者の僕は手助けできないのがモドカシクなる。
ちなみに当作品は映画原作でなく脚本のノベライズ。なので200ページ足らずあっさり読める。小説好きには腹八分感は否めません。まあイランてのが珍しく僕は手に取り、異世界という意味では楽しめた。今まで僕はテロも兵役も貧困も知らず、恋愛に浪費するのが「豊かさ」だと感じ育ったが。そうじゃない別の「豊かさ」をイランに観た。PS●イラン映画なら→キアロスタミ『桜桃の味』カンヌ受賞。これとは真逆の話。哲学です。