仕事をばりばりとこなす容姿端麗な男が、マンションのゴミ置き場で若い男を拾う。まるでBL版「君はペット」のようなはじまりです・・・。そこに展開するのは、3人の成人男子の奇妙な同居生活。“キミぺ”とは違う、3人という登場人物。しかしそれが阿賀さんの作品のテクニックです。誰もが引き込まれてしまう複雑に絡み合う三者三様の友情、恋情、愛情が描かれています。
この作品を読み終わっていちばん感じたのは誰よりも容姿もお金も仕事も手にしている幸仁が不器用だということ。だけど、友情と愛情と恋情を素直に表現しているのも彼かも知れません。そんな温かさが彼からにじみ出ています。不器用だからこそ伝わる愛情…それが幸仁という人なのです。ふと、こんな風に人を愛したいと思います。
不器用に見えて誰よりも人に愛されることに長けているのが海。幸仁に拾われた青年です。誰よりも生活能力はない海だけど、誰よりも人に愛される本質を持っている。だから、海は愛に慣れているのです。だけど、そんな海は恋することがとことん不器用なのです。愛され慣れているから恋して相手に想いをきちんと伝え成就させることに対して不器用なのです。それでも海を見ていると恋をしたくなります。
一番フツウで一番現代的な青年・・・それが、3人目の登場人物・明です。ふつうに街中にいて、家庭環境も仕事もフツウ・・・だけどちょうど設定の年齢なりの不安や悩みを抱える。彼が居ることでこの作品は、誰もが入りやすい作品に様変わりするのです。コレがまさに阿賀さんマジック。だって夢見たいな設定ばかりじゃ入り込めないですよね・・・？明の非日常はまさに幸仁と海の存在。そこが作品のスパイスになり、誰もが入りやすく物語に様変わりします。彼が抱える悩み、葛藤、友情、恋情・・・そして愛情。この作品の答えは一番フツウの彼のなかにあるのかも知れません。
作品のなかに存在する街中に存在するような“フツウ”の存在。作品の世界に招待してくれる切符なのかもしれません。

一番印象に残っていたあれとあれの、2曲が入っていない。

CDに入るだけいろいろなシーンの音楽をいれて完全版でまた出したほうがいいと思います。

このCDは音楽作品としてはすごくいいと思います。

今ｱﾒﾘｶで1人で見ても新鮮に感動します。
恋人を本当にここまで愛する事ができるだろうか。自分に当てはめて考えると心が苦しくなる。脚本か演出か　恋物語と周囲の人物の微妙なコントラストに引き込まれる。最近のＴＶドラマの中では秀逸ではないでしょうか。

杏子のサパサパして明るい役柄に常盤貴子のイメージがとても合っていた印象を覚えています。

先日古本屋で見かけて購入してその日のうちに読んでしまいましたが、何年も前の物語なのにドラマの映像が蘇りとても懐かしく心温まる気持ちになれました。

100センチから見る世界。人によって同じ世界でも見ているもの、感じているものも違う。そんな当たり前のことだけど案外意識しないと考えもしなかったことかもと思わされた作品でした。

他のホロコーストを題材にした作品は、
題材故の、暗く、重い作品でした。
同じ題材でも、こうも笑わせる事が出来る、
そこに、秀逸だと感動しました。

私も、妻子のいる身として、
精神力と高さと、あの行動力には、
学ぶ所がなりました。