生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと
「生命保険はだれのものか」(出口治明)
'@生命保険の原点
・普通の市民の切実なニーズに応えて作られたもの。
→「船は一艘、家は一軒、命は一つ」
・共助の仕組み
'A日本の生命保険
・市場は42兆円。
→税収に匹敵。
・海外進出に消極的。
・少子高齢化によって、これまでのビジネスモデルは向かい風。
→高度成長による人口増加、そして日本人の貯蓄志向をベースにしたもの。
'B日本の生命保険の問題点
・販売が全てに最優先。
・商品が高額で複雑であるにもかかわらず、比較情報がない。
・一社専属の女性セールスにより、他社商品が販売出来ない。
→「GNP」=義理、人情、プレゼント
→これらのビジネスモデルは崩壊しつつあり、新しい手法の構築が必要。
<気づき>
・生保業界は世界的に見れば成長産業。
・既存のビジネスモデルが崩壊しつつあるにもかかわらず、また海外進出に消極的だったツケがまわり、日本の大手生保は世界ランクを落としている。
・生命保険は、「比較して納得して買う」もの。
・生命保険は、生保会社のものではなく、消費者のものである。
<行動>
・「勉強する」:生保業界及び保険について
・「作る」:新しい生保会社!
<最も印象に残った一文>
・「世の中を変えるのは最終的に消費者、生活者であり、お客様である。」
<一言感想>
・生命保険の概念が変わった。生保業界、保険についてもっと勉強しようと思った。
'@生命保険の原点
・普通の市民の切実なニーズに応えて作られたもの。
→「船は一艘、家は一軒、命は一つ」
・共助の仕組み
'A日本の生命保険
・市場は42兆円。
→税収に匹敵。
・海外進出に消極的。
・少子高齢化によって、これまでのビジネスモデルは向かい風。
→高度成長による人口増加、そして日本人の貯蓄志向をベースにしたもの。
'B日本の生命保険の問題点
・販売が全てに最優先。
・商品が高額で複雑であるにもかかわらず、比較情報がない。
・一社専属の女性セールスにより、他社商品が販売出来ない。
→「GNP」=義理、人情、プレゼント
→これらのビジネスモデルは崩壊しつつあり、新しい手法の構築が必要。
<気づき>
・生保業界は世界的に見れば成長産業。
・既存のビジネスモデルが崩壊しつつあるにもかかわらず、また海外進出に消極的だったツケがまわり、日本の大手生保は世界ランクを落としている。
・生命保険は、「比較して納得して買う」もの。
・生命保険は、生保会社のものではなく、消費者のものである。
<行動>
・「勉強する」:生保業界及び保険について
・「作る」:新しい生保会社!
<最も印象に残った一文>
・「世の中を変えるのは最終的に消費者、生活者であり、お客様である。」
<一言感想>
・生命保険の概念が変わった。生保業界、保険についてもっと勉強しようと思った。
生命保険のカラクリ (文春新書)
新興生命保険会社の副社長が書いた、生命保険批判の本。
日本の生命保険会社による、過剰利潤も過剰な不安訴求も、いまや多くの人が知るところになった。知らない人はこういう本を読んでから自分の保険を見直せば良い。消費者として読むならば、それで良いだろう。
しかし、しかしだ。業界の視点から彼の言動を見るとどうだろう。その答えは、残念だけどライフネット生命の今の業績が物語っている。存分に批判してくれて業界の内情がわかるのは有難い。しかしビジネスマンとしては、批判するだけに陥ってないかと、改めて読み返してみればいいんじゃないか。
日本の生命保険会社による、過剰利潤も過剰な不安訴求も、いまや多くの人が知るところになった。知らない人はこういう本を読んでから自分の保険を見直せば良い。消費者として読むならば、それで良いだろう。
しかし、しかしだ。業界の視点から彼の言動を見るとどうだろう。その答えは、残念だけどライフネット生命の今の業績が物語っている。存分に批判してくれて業界の内情がわかるのは有難い。しかしビジネスマンとしては、批判するだけに陥ってないかと、改めて読み返してみればいいんじゃないか。