先日、映画・『風立ちぬ』を、観てきました。なんか、個人的に、映画・『火垂るの墓』と、並ぶ、『
ジブリ作品の傑作』だと、思います。
本書は、『風立ちぬ』の劇場版・パンフレットです。映画を、観ただけでは、わからない事が、美しい作画と共に、解説してあります。『
ジブリのファン』の方なら、一冊、持っていて、損は、ないと、思います。
なお、このパンフレットを、補足しますと、映画の中に出てくる、『九試単座戦闘機』は、改良が、加えられ、『九六式艦上戦闘機』として、海軍に、正式採用され、後の、日本の航空機開発の、パイオニアと、なった、『航空機』です。堀越二郎技師は、戦後、日本の通産省が、中心となって、開発した、国産の民間旅客機・『YS-11』の設計にも、携っています。
なお、映画の中に登場する、同社(三菱内燃機)の本庄季郎技師は、海軍の『九六式陸上攻撃機』や、『一式陸上攻撃機』の設計に、携りました。両攻撃機は、『マレー沖海戦』で、イギリスの
戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを、撃沈すると、いう大成果を、挙げました。また、『九六式陸上攻撃機』の、民間仕様の、『ニッポン号・J-BACI』は、毎日新聞社の主催の、世界一周旅行を、成し遂げました。
末尾に、『軍用機』という、人間の『殺戮兵器の開発』と『科学技術の進歩』と、いうものは、『表裏一体(紙一重)』という事実が、たいへん、恐ろしい現実だと、感じるのは、私だけでしょうか?