今流行りの、実写さながらのグラフィックの中、
痛みすら伝わってくるような残酷表現で描いたドンパチゲームとは
、根本的に方向性が違います。

痛々しさもなく「パッ」っと消える敵も、
ワンサカ湧いてきては射撃ポーズ取ったままショッカーばりに
撃たれていく敵も、全ては「撃ち殺す疑似体験」より
「人に見立てた的を次々消していく爽快感」に主眼を置いて
作られた結果。
仮にナムコが本気でリアル描写とモーションに注力したゲーム作ったら
これまでの実績見ても世界屈指のリアルゲーム作ると思う。
エースコンバットにしろリッジレーサーにしろ、あえてそうしない。
昔から「遊び」を提示し続けてる。
何でも現実になぞらえて・・・な今日この頃
あえてガンシューティングでこういう遊び心を貫いたゲーム作りを
してるナムコには、むしろ敬意を表したいです。

ガンコンを用いたFPSモードは、他のどの有名FPSゲームよりも、
自分が動かしたいがままのコントロールを可能にしてくれます。
スティック操作で指を震わせながら敵にカーソル合わせて
ショットボタン押す行為より、
銃口向けてトリガー引くだけの行為の方が、
よっぽど直感的で「リアル」です。
例え相手が紙だろうが、操作自体にリアルが宿ってる。
このモードをもっと作り込んだオンラインFPSが出たら、
究極FPSゲームになると思う・・・・・・んだけど、
タイムクライシスとして今作は大変満足しています。
新しい提案（ガンコンFPS）にも今後期待してます<(_ _)>

・・・しばらくやってると飽きが訪れるのは認めます(__;)

定価が安いので奥行きはないですが、とてもおもしろいです。
単調で、マリオカートほど繊細に作られてはいないが十分楽しめる。
パカラパカラとコントローラーからも聞こえてくるうえ、鞭を振るうとバイブレーションがあり、爽快感と臨場感もある。
４人対戦すると盛り上がれます。

難点はやはり簡単すぎることでしょうか。
あとは馬だけでなく騎手も見た目や特徴を色濃くした方がよかったかなぁと思います。

　家族とか、友達とか、みんなで競いあうと、みんなでハマれる、常識ではあ
りえないゲーム。
　このゲームを見ていると、今のゲームは何かが違った方向に行っているよう
な気がしますね。
　考えさせられるのです。マシンのグラフィック性能、容量だけでよいゲーム
が作れるとは限らないという手本ですね。
プアーな性能しかないファミコン時代にこんなに楽しめる名作があるのです。
　シンプル・イズ・ベスト。実に奥が深い。ファミコン本体又はファミコンの
シュミレーターがあれば、遊べます。