TV「本池上署」で魅力に触れ、入手した本作品。魅力は充分伝わってきます。

「艶」という女性に関わった人々のオムニバス。
息絶えようとしている艶の現夫の阿部寛の切迫感が、どこか滑稽で。
それが、この艶という女性のめんどくささを表してる気がした。

感想はいろいろ。
見てよかったと思った。
その理由は、「艶」のような、面倒な女性にはなりたくないと思ったから。

また、昔の思い出（艶との）を思い出すことで、
関係者の現在が動き出すことがある。
良い方向に。

この２つの理由から、星３つを付けた。
女優陣は、一流。細かい演技がとても光っている。

　1990年代のロックバンドブーム時代を背景にLANDSというバンドの結成から解散までをボーカルでリーダーのテルを主人公に仲間のケンジ、リュウジ、ユキヤ、や　マネージャの仁美、受験生の麻子らの関わり合いのなかに青春の光と影をテンポ良く描いています。
　声のドラマから映像をイメージして聴くのもなかなか面白いものです。
　塩谷瞬がはまり役で光っています。フアンなら是非必聴です。

麻帆さんがかなり若い頃の写真ですね。水着も制服のショットがあります。少し肉の付いた麻帆さんの体がいやらしいですね。水着でカメラを飛び越えているショットは最高です。

森田剛を始め、脇役も内野聖陽、国生さゆりをはじめ
全員がしっかりとした芝居で脇を固め、
手抜きなしの細部まで凝った演出で心地よい。
青春ものだが、青春ものにありがちな
見ているときの気恥ずかしさやこそばゆさなどとは
全く無縁で、
何度も見たくなるよいドラマである。
主役の物語と、脇役の物語が平行して何層も織り成すが
その全てがうんうん、と納得できるもので、
じんわりとした感動と　かすかな希望を与えてくれます。
かなりオススメです！！！
願わくば、DVD化してもっと値段が安くなれば言うことは無いですね。