Who Says Elephants Can't Dance?
世界の巨人IBMが勢いを失っていた90年代初頭、コンピューター業界の流れと、ポテンシャルは持ちつつも変化しきれないIBMとの対比が過不足なく淡々と語られている。当時IBMをバッシングしていたメディアからは、敵視した情報発信が多く、私も当時はIBMに対して良いイメージを抱いていなかった。その時代を今になってIBM側の視点で顧みれる事は貴重な経験だ。しかもガースナーさんの文章は非常に公平かつ客観的に書かれている。彼の成し遂げた功績はウルトラスーパーだが、フェーズ毎に振るった経営方針、戦略は常識的なもので私が勝手に期待したドラマチックなアイデアやテクニックは出てこない。どれもマネジメント、コンサルティング、マーケティング等の一般書籍に書いてあるようなありふれたものだ。彼もスーパーマンではなく苦悩に満ち、失敗も重ねている。だが彼には時代感覚、調整能力が備わっており、何より強い意志を持ち挑戦し続けた。これらは本を読んで身に付いたり、模倣できるものではない。お手軽に何か得るものはないかと手に取ったのだが、返り討ちにあった気分だ。
IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉 (Eijipress business classics)
この本の内容を見て「きれいごとばかりいって」と思う人もいるかも知れない。
しかし、少し前のIBMでは本当にこのとおりの内容でビジネスをやっていた事実がある。
企業はある程度の規模になると、いろんな考え方の人が入社してくる。その時、ワトソンJr.の唱えるような理念、ぶれない考え方を遵守させられるか否かが、長期的に企業が成長できるかどうかの鍵のひとつとなる。
企業である以上、ビジネスを伸ばさねばならない。だからといって、どんなことをやってもいいという考え方では社会の中に居場所はできない。尊敬される企業にはならない。
社会に貢献することでビジネスを伸ばしていく、という今なら盛んにいわれていることを昔からいっていたワトソンJr.は、おそらく企業のあり方について必死で考えたのだと思う。ともすれば自慢話になりかねない経験談が、普遍性をもった教えとして伝わってくるのは本当に素晴らしいマネージャであり経営者だったのだと思う。折にふれ読みたくなる。ビジネスマンなら買って損のない本です。
しかし、少し前のIBMでは本当にこのとおりの内容でビジネスをやっていた事実がある。
企業はある程度の規模になると、いろんな考え方の人が入社してくる。その時、ワトソンJr.の唱えるような理念、ぶれない考え方を遵守させられるか否かが、長期的に企業が成長できるかどうかの鍵のひとつとなる。
企業である以上、ビジネスを伸ばさねばならない。だからといって、どんなことをやってもいいという考え方では社会の中に居場所はできない。尊敬される企業にはならない。
社会に貢献することでビジネスを伸ばしていく、という今なら盛んにいわれていることを昔からいっていたワトソンJr.は、おそらく企業のあり方について必死で考えたのだと思う。ともすれば自慢話になりかねない経験談が、普遍性をもった教えとして伝わってくるのは本当に素晴らしいマネージャであり経営者だったのだと思う。折にふれ読みたくなる。ビジネスマンなら買って損のない本です。
ROBOCODE BIBLE 最強ロボットへの道
ロボコードにおけるロボット作成の手順と様々なデータがわかりやすくまとめられた一冊。ロボットにやらせたい機能ごとに章立てされており非常に読みやすい構成。実際のロボットの解説&プログラムがついているので、購入したその日から自分のロボットと戦わせたり、プログラムを参考にしたりできる。ロボコードは海外が主流なため英語の文献がほとんどで、解説が日本語になっている本書は有り難い。
ただ、ゲーム好きを対象に書いているためかJAVA自体に対する解説が不十分なため、 JAVA初心者ならJAVAの入門書と一緒に購入することを強くおすすめする。
ただ、ゲーム好きを対象に書いているためかJAVA自体に対する解説が不十分なため、 JAVA初心者ならJAVAの入門書と一緒に購入することを強くおすすめする。