千住明サウンドトラックス1998~2006
風林火山のサウンドトラックを聴きこんでからこのCDを買ったんですが、
同じ作風の曲が多く、特に「黄泉がえり」はそっくり。
風林火山だけにしとけば良かった・・・・
作曲者が同じだから仕方ないのですが、あまり感動は無かったです。
同じ作風の曲が多く、特に「黄泉がえり」はそっくり。
風林火山だけにしとけば良かった・・・・
作曲者が同じだから仕方ないのですが、あまり感動は無かったです。
婚外恋愛に似たもの
宮木あや子さんの『婚外恋愛に似たもの』というタイトルには
「婚外恋愛」という言葉が使用されています。
主人公達は35歳の女性(既婚者もいます)ですが、みなさんはどのような「恋愛」を想像するでしょうか。
この本では、架空のアイドルグループ「スノーホワイツ」を応援する
女性たちの五人五色な想いが物語になっています。
彼女たちは、コンサートやDVD、雑誌記事や写真ごしに、彼らと逢瀬を重ねます。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、主人公たちが相手に焦がれる理由には
大なり小なりの切実な想いが潜んでいます。
それぞれの女性が生きている現実は様々ですが、
この世で息をするために「スノーホワイツ」が、必要、なのです。
宮木さんはそんな彼女たちをリアル感ただよう冷静な筆致で描いてゆきますが、
所々にコミカルな表現もあり、そのバランスが絶妙です
(『憧憬☆カトマンズ』の系譜に通ずるところがあります)。
誰かに焦がれるファン心理ってこうだよねと感情移入するもよし
ファン心理の勉強にもよしな一冊でした。
「婚外恋愛」という言葉が使用されています。
主人公達は35歳の女性(既婚者もいます)ですが、みなさんはどのような「恋愛」を想像するでしょうか。
この本では、架空のアイドルグループ「スノーホワイツ」を応援する
女性たちの五人五色な想いが物語になっています。
彼女たちは、コンサートやDVD、雑誌記事や写真ごしに、彼らと逢瀬を重ねます。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、主人公たちが相手に焦がれる理由には
大なり小なりの切実な想いが潜んでいます。
それぞれの女性が生きている現実は様々ですが、
この世で息をするために「スノーホワイツ」が、必要、なのです。
宮木さんはそんな彼女たちをリアル感ただよう冷静な筆致で描いてゆきますが、
所々にコミカルな表現もあり、そのバランスが絶妙です
(『憧憬☆カトマンズ』の系譜に通ずるところがあります)。
誰かに焦がれるファン心理ってこうだよねと感情移入するもよし
ファン心理の勉強にもよしな一冊でした。
婚外恋愛 (メディアファクトリー新書)
基本的によい本と思う。凄く表現がこなれているという印象を受ける。
内容は、諸先輩や周りで聞く話と符合するものが多いというのが印象。男は45歳から55歳までが危ないと断言する人もいた。
本書では、刹那的なものというよりも長期的な関係が多く取り上げられていると感じる。
基本は女性目線で、男性の方が参考になるだろう。というか、エロ本的な要素というか、焚きつけている要素もある。
結局、婚姻という法律に縛られた制度は夫婦に過度に「責任」を意識させすぎて、現実に直面する中で「恋愛」の要素を消滅させるのだろうと感じた。
また、著者は意識しておられないだろうが、婚外恋愛が、いわゆる「ミッドライフ・クライシス」の「出口」となっているという側面もあるように感じた。
つまり、「いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」という本があったが、少し違っていて、中年男性側に動機があるのだと思う。
興味深い点は多々あるが、
・婚外恋愛に陥る女性の年齢層で一番多いのは、40代前半。子どもが中学生になり、手が離れて、昼間の時間帯を会う時間に使える。老いを感じ出し、このまま終わっていいのかとも感じるという。
・精神的に自立した人の恋がうまくいくのに対して、相手に依存してしまう人は、特に婚外恋愛に於いてはもめ事を起こしがちだ。
・不機嫌な女に付き合うのは男にとっては恐怖そのもの。
・初めての婚外恋愛、婚外恋愛での初めてのセックス。そこで、彼女は、「女としてまだやっていける」と感じている。実は、こういった感想を漏らす女性は少なくない。逆に言えば、彼女たちはそれだけ、女としての自信を失っていたとも言える。
・最近の男性たちは、明らかに10年前とは意識が違ってきている。若い女性と遊びのような関係を繰り返す人は減り、「もっと心の交流をしたい」と望んでいる男性が増えたのだ。
・配偶者のことが本当に嫌でたまらないなら、人はどんな手段を使っても離婚すると思う。
離婚に至らないのは、いろいろあっても、今の生活の方がメリットがあるから、あるいは離婚するほどひどい結婚生活ではないからだ。
内容は、諸先輩や周りで聞く話と符合するものが多いというのが印象。男は45歳から55歳までが危ないと断言する人もいた。
本書では、刹那的なものというよりも長期的な関係が多く取り上げられていると感じる。
基本は女性目線で、男性の方が参考になるだろう。というか、エロ本的な要素というか、焚きつけている要素もある。
結局、婚姻という法律に縛られた制度は夫婦に過度に「責任」を意識させすぎて、現実に直面する中で「恋愛」の要素を消滅させるのだろうと感じた。
また、著者は意識しておられないだろうが、婚外恋愛が、いわゆる「ミッドライフ・クライシス」の「出口」となっているという側面もあるように感じた。
つまり、「いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」という本があったが、少し違っていて、中年男性側に動機があるのだと思う。
興味深い点は多々あるが、
・婚外恋愛に陥る女性の年齢層で一番多いのは、40代前半。子どもが中学生になり、手が離れて、昼間の時間帯を会う時間に使える。老いを感じ出し、このまま終わっていいのかとも感じるという。
・精神的に自立した人の恋がうまくいくのに対して、相手に依存してしまう人は、特に婚外恋愛に於いてはもめ事を起こしがちだ。
・不機嫌な女に付き合うのは男にとっては恐怖そのもの。
・初めての婚外恋愛、婚外恋愛での初めてのセックス。そこで、彼女は、「女としてまだやっていける」と感じている。実は、こういった感想を漏らす女性は少なくない。逆に言えば、彼女たちはそれだけ、女としての自信を失っていたとも言える。
・最近の男性たちは、明らかに10年前とは意識が違ってきている。若い女性と遊びのような関係を繰り返す人は減り、「もっと心の交流をしたい」と望んでいる男性が増えたのだ。
・配偶者のことが本当に嫌でたまらないなら、人はどんな手段を使っても離婚すると思う。
離婚に至らないのは、いろいろあっても、今の生活の方がメリットがあるから、あるいは離婚するほどひどい結婚生活ではないからだ。