こういった、ギター、音楽を聴きたがっている人は多い。
２０年ほど前に、初めて存在をしりました。
ブランキー・ジェット・シティのバンドスコアの巻頭の
インタビューに名前があがっていたんですよね・・・

ジャンルを超え全てのギタリストに愛されるギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト。

ジャンゴはとても神秘的な存在で、その人となりを知る人は少ない。ジャンゴについて知りたいと思った人には、この本をお薦めします。
わずか４３歳で亡くなったジャンゴの人生は奇想天外、ジプシー出身でもありその行動を追うことは困難だったと言われます。
まずこの本の著者、シャルル・ドローネはフランスのジャズの先駆者としてレーベルSwingを創立し、ジャンゴとステファン・グラッペリをデビューさせた本人でジャンゴ達の最も近くにいた人物です。

その証言はジャンゴに関わった人々への細かいインタビューによってまとめられておりジャンゴの人となりをリアルに表現している著書と言って良いでしょう。多くのエピソードが記されたこの本は読み物としても大変面白いと思います。

この本に書かれたジャンゴの人物像、そしてジャンゴの音楽から感じるジャンゴの人物像は私はぴったりを一致しています。

ジャンゴ・ラインハルト・・・・・・このギタリストは全てのジャンルのギタリストが愛するギタリストの一人だと言えよう。
色々なジャンルのギタリストに聞いてもジャンゴを嫌いといった人にはあったことがない。

この"DJANGOLOGY"はジャケットに発売当時のジャケットの写真が（表裏ともに）使われている。
裏面に当時の解説と曲目を確認できるがA面、B面共に６曲づつ、合計１２曲収録がレコードのオリジナルだ。
この１２曲、収録順番も同じ古いCDを所有して、この選曲とジャンゴのパフォーマンスは特に気に入って聴いていたが、
"DJANGOLOGY"はあまりの名盤なので、リマスターを期待してこのCDを新たに購入した。
また、このCDでは曲数も２３曲と約倍に増えていることも購入の動機だった。

聴いてみると、やはり、リマスターされていて古い録音ながら細部まで聴き分けられる細やかな音の処理がされすっきりとした音作りになったとの印象だ。
録音は１９４９年にイタリア・ローマのもので、ステファン・グラッペリとも特に息の合ったパフォーマンスが聴ける一枚といえるだろう。
オリジナルの１２曲はもちろんそのまま収録されているが追加曲も多いので曲順はかなり変更されている。

ボーナストラックが多いCDの場合、オリジナル作品（アルバム）のイメージから離れてしまうことがある。
ボーナストラックの部分が故意にくっつけた・・・ように聴こえてしまって、オリジナル構成が特に優れているアルバムの場合は私は必ずしもボーナストラックを加えることを良いとは思っていない。
しかしこのCDの場合はオリジナル構成のイメージを損ねていないし、追加曲にはさらに有名な曲が選曲されていて新たに購入してよかったと感じています。

追加された曲は
"ALL THE THINGS YOU ARE"
"PAPER MOON"
"チャイコフスキー交響曲６番　悲愴より"
"I GOT RHYTHM"

等となっています。

かなりわかりやすく説明しています。
紙面は少なく主にビデオを見ながら、もちろんスピードを下げての練習になりますが。
それでもかなり難しく、相当練習しないとこなせません。
でも良書です。あとは練習あるのみ。

ＤＶＤ付きで親切内容です。曲も少なくマイナースウイングが入ってるので大満足です。