西遊記
堺正章 主演で78年〜79年に放映されたドラマ『西遊記』の放映当時発売された復刻サントラです。当時最も売れたテレビドラマのサントラアルバムだったと記憶しています。全曲英詩による収録曲は子供だった自分には衝撃でした(笑)ゴダイゴのアルバムとしても(ライヴ盤除く)一番売れたアルバムでした。
西遊記
あの当時ゴダイゴといえば西遊記でしたね。私は、小学6年か中一だったかな。お小遣いをためて買ったレコードを擦り切れるくらい聞きこんで、意味もわからないくせに、英語で歌ってました。ほんと、いい曲ばかりでした。当時のレコードの歌詞カードには「意訳」もちゃんと付いていたんですけど、そのうち、辞書を片手に、いわゆる「直訳」というやつをやリました。温かみのある覚えやすいメロディーと、深意ある歌詞。本当にすばらしいの一言です。そのレコードもすでに手元になく、このたびCD化されて大変嬉しかったです。わが中一の息子も大好きで、CDの奪い合いを繰り広げております。昔のレコードには、ボーナストラックとして、堺正章氏の歌う 「俺は自由に生きる孫悟空だよ気楽なモンだよ〜」という歌がレコーディングされていたような記憶があります。違っていたらごめんなさい。その曲も入っていると良かったなーと思います。
西遊記 DVD-BOX II
英語圏でも広く放送され、スターウォーズEP1のダースモールなどにも影響を与えたという
ワールドワイドな名作。
中国の物語を日本人が演じ、音楽は日米混成バンドの英語曲という破天荒さ。
カタカナ言葉、パロディとデタラメなこともやっているが
それがものの見事にハマっている。
ただし、デタラメな部分があってもそれは一面的なもの。
序盤数話は、今の人から見ると冗長に感じるかもしれないが、
各キャラクターの背景をドラマとしてのアレンジはあるものの丁寧になぞっており、
原典に敬意を払い、視聴者の興味を促す良心的な造りとなっている。
悟空が緊箍をはめられるシーンなど、簡潔ながら説得力抜群で、
脚本や演出のレベルも非常に高い。
昨今のドラマと違い、言葉でなにもかも説明してしまわず、表情や間できちんと見せる作劇。
まあそれに応えられる役者あってのものともいえるが、
このドラマはほんとうに奇跡の相乗効果。
このBOX II では「鳥葬」の回が特に好きだ。
悟空の破門話は何度も繰り返されるが、この回の切なさはピカイチ。
西遊記の裏テーマソングともいえる「Thank you,Baby」(しみじみシーンにお約束のアレ)を
堺正章が日本語で歌い上げているのは必聴。
「白骨の恋」のトラウマになりそうなほどの不気味さ、哀しさもいい。
今見直すとこの話に限らず、全体的に子供に見せるにはややダークで怪しい雰囲気がある。
そういう「子供だましでなさ」こそ、背伸びしたい盛りの子供を惹き付け、
また30年という時を経て大人の鑑賞に堪える作品であり続ける魅力なのだろう。
しかし… 蟹江敬三って三十年前も今も変わってないなーw
あのシナリオに変な説得力があったりして。
ワールドワイドな名作。
中国の物語を日本人が演じ、音楽は日米混成バンドの英語曲という破天荒さ。
カタカナ言葉、パロディとデタラメなこともやっているが
それがものの見事にハマっている。
ただし、デタラメな部分があってもそれは一面的なもの。
序盤数話は、今の人から見ると冗長に感じるかもしれないが、
各キャラクターの背景をドラマとしてのアレンジはあるものの丁寧になぞっており、
原典に敬意を払い、視聴者の興味を促す良心的な造りとなっている。
悟空が緊箍をはめられるシーンなど、簡潔ながら説得力抜群で、
脚本や演出のレベルも非常に高い。
昨今のドラマと違い、言葉でなにもかも説明してしまわず、表情や間できちんと見せる作劇。
まあそれに応えられる役者あってのものともいえるが、
このドラマはほんとうに奇跡の相乗効果。
このBOX II では「鳥葬」の回が特に好きだ。
悟空の破門話は何度も繰り返されるが、この回の切なさはピカイチ。
西遊記の裏テーマソングともいえる「Thank you,Baby」(しみじみシーンにお約束のアレ)を
堺正章が日本語で歌い上げているのは必聴。
「白骨の恋」のトラウマになりそうなほどの不気味さ、哀しさもいい。
今見直すとこの話に限らず、全体的に子供に見せるにはややダークで怪しい雰囲気がある。
そういう「子供だましでなさ」こそ、背伸びしたい盛りの子供を惹き付け、
また30年という時を経て大人の鑑賞に堪える作品であり続ける魅力なのだろう。
しかし… 蟹江敬三って三十年前も今も変わってないなーw
あのシナリオに変な説得力があったりして。
西遊記〈1〉 (岩波文庫)
太田辰夫氏&鳥居久靖氏の訳本が手に入りにくい今、
完全な訳本の出版は、とても喜ばしいことです。精密な
ことを言うと、元にしている原本が前述の訳とは異なる
ようですが、とても読みやすい訳で、全10巻も何のその。
あっという間に読めてしまいました。「糸も一本では撚れぬ、
手も片手では拍手はできぬ」なんて文句が出てくるのも、
完訳ならでは!下ネタ系のギャグも結構あって、単なる
子ども向きのお話ではないことがよくわかる?気楽な読み物を
お求めの方にお薦めします!
完全な訳本の出版は、とても喜ばしいことです。精密な
ことを言うと、元にしている原本が前述の訳とは異なる
ようですが、とても読みやすい訳で、全10巻も何のその。
あっという間に読めてしまいました。「糸も一本では撚れぬ、
手も片手では拍手はできぬ」なんて文句が出てくるのも、
完訳ならでは!下ネタ系のギャグも結構あって、単なる
子ども向きのお話ではないことがよくわかる?気楽な読み物を
お求めの方にお薦めします!